理学療法学科 2019年卒業
三浦 莉奈
静岡県立沼津商業高等学校卒業。小学校から高校までの10年間、バスケットボールに熱中し、ケガをして整形外科を受診した際に、理学療法士に丁寧に指導を受けたことがきっかけで理学療法士を目指す。
小中高と約10年間バスケ部に所属していたので、怪我がつきものでした。あるとき足の脛骨が疲労骨折してしまい整形外科へ行ってリハビリを受けた際に、理学療法士のスタッフに丁寧に指導していただきました。その時「ああ、こんな仕事があるんだなあ」と感銘を受けました。高校3年の夏頃、オープンキャンパスへ参加して、先輩方がとても楽しそうだったのを覚えています。最終的にこの学校を選んだポイントは3つ。自宅から通えること、特待生(奨学金)制度があること、あと姉の友人がこの学校の先輩で、学校の雰囲気などを聞けたこともよかったですね。
理学療法学科の授業では覚えることが多いです。A3用紙8枚分くらいのプリント教材が配布されて、毎週の試験に出るので大変です。遅れをとらないよう頑張って勉強しています。科目では、特に「運動学」が好きです。患者に実際に歩行してもらい、歩数や距離、かかった時間などを全て計測、数値化して分析することで人体の動きを細部まで見極め、リハビリに活かす実習です。スポーツと深く連動した内容なので自ずと興味が湧いてきますね。課外活動では「トレーニングクラブ」に入っています。様々なスポーツ競技で「どこの筋肉を使って動かしているのか?」を研究、テーピングの講習会を行ったり、面白くて思わずのめり込んでしまいますね。
卒業後は整形外科で理学療法士として働きたいです。特に「スポーツ分野をライフワークにしたい」と思っているので、地元長泉町でスポーツチームをサポートするような活動をしたい。社会人、学生、子供など、身体だけでなく「患者さんの気持ちまで明るく」してあげられる、そんな理学療法士になれたらいいですね。
理学療法学科 2019年卒業
小館 莉緒
静岡県立小山高等学校卒業。高校時代は、ハンドボール部の強豪校に所属し、インターハイの出場経験者。チームメイトがケガをして復帰を果たす過程で、理学療法士が施す「メンタルケア」に感動し、理学療法士を目指す。入学後は、授業だけでなく学外活動にも積極的に参加する。
高校時代にやっていたハンドボール競技。インターハイの大事な試合でのことでした。エースだった仲間の選手が、試合前のアップ中に膝を骨折しチームは敗戦。しかし病院で理学療法士による治療、リハビリを受けた彼女はその後見事に復帰。治療自体もそうですが、理学療法の先生が施してくれた「心のケア」が患者の気持ちを前向きに、明るく変えていく様子にむしろ感動を覚えました。その後見学会に参加。アットホームで馴染みやすい校風、先生のわかりやすい教え方が印象的でした。通学のし易さも決め手となり、入学を決めました。
1年次の授業は「生理学」「解剖学」などを中心に難しい内容ばかり。でも、先生が覚えやすくなるための工夫や勉強法のアイデアを教えてくれたおかげで週に2回あるテストを乗り切ることが出来、実力がつきました。実技では、患者さんの筋力を計測してリハビリに活かすMMT(筋力テスト)の実習が特に面白いです。あと、学外活動では医療班ボランティア活動「トレーニングクラブ」に所属。地域、学内の交流が楽しいですね。学園祭では屋台を出すなど、先輩方と交流できて嬉しかった。学校施設が自然環境豊かな場所にあるので、入学前は「のどかな場所だなあ」と思いましたが、実際にここでの毎日の学びは本当に楽しく、価値ある経験になっています。
卒業したら理学療法士の資格を取得して関連の仕事に就くのが目標ですが、夢として抱いているのは専任のスポーツトレーナーとして活躍すること。個人的にはサッカーが好きでよくJリーグを観戦に行くのですが、チームの試合に帯同して働いているトレーナーの姿はやっぱりカッコいい!自分もそんな風になれたらと憧れてしまいますね。
理学療法学科 2018年卒業
平安 壱成
加藤学園高等学校卒業。小学校から高校まで、バスケットボールに取り組む中で、将来、スポーツに携わる仕事がしたいという思いを強くする。プロ選手のトレーナーを目標に、理学療法士の資格取得を目指し、日々奮闘中。
小中高とずっとバスケットボールに打ち込んできました。
バスケットボールは大好きだったけど、競技としてやっていくうちに選手ではなくサポートする側に立ってみたいという気持ちが芽生えるようになり、医学への道を進む事を考え始めました。
色々調べてみると、様々な道が広がっている事に驚きました。思っている以上に様々な職種があり、どこに進めば私が目指す、スポーツ選手をサポートする仕事に結び付けられるのだろうかと悩み、高校の担任や両親に相談をしていると、理学療法士という職種があり、将来、スポーツトレーナーも目指せる事を知りました。
自分が進む道を決める時、周囲の人に意見やアドバイスをもらう事は大切なんだと感じました。親身になって相談に乗ってくれた先生や両親には今でも感謝しています。
理学療法学科の授業は基礎が本当に大切なんです。1年目に覚える事は理学療法士として働くうえで、下地となる学びが多く、この段階が疎かになってしまうと将来が大変になるから1年目はとにかくひたむきに頑張れと先生から何度もエールをいただきました。
この学校の良い所は、頑張るポイントを明確に教えてくれて分からないことやつまづく事があれば、先生が足並みをそろえてとことん付き合ってくれることだと思います。正直、難しい専門用語も多く、難しいなと感じることもありますが、先生は私が理解していると確認するまでしっかり指導してくれます。先生が根気よく指導してくださることが、今の自分の自信につながっているので大変感謝しています。
卒業後はスポーツトレーナーとしてプロ選手に帯同する事が目標です。
そのために今をしっかり充実させて自分の目指しているものに対して妥協せずに夢に向かって毎日頑張っていきます。
理学療法学科 2015年卒業
深川 明日香
静岡県立沼津城北高等学校卒業。病気や怪我で障害を抱えた方々に対し、治療とメンタル両面から支え、回復の手助けができる理学療法士にあこがれて志望。レッドコードや動作解析の授業では、 最先端の技術が学べ、将来自分の役に立つと考え本校に入学した。
現在、沼津整形外科医院に勤務して1年になります。慢性痛(膝、腰、肩、足など部位ごと)の患者さんに対しては、ドクターの診断書を基に細密に評価。マッサージや関節を動かすなどのリハビリ的治療、さらに歩き方の指導なども施していきます。特に患部の評価には正確性が求められると同時に、その後の治療を左右しかねない大事な部分といえますね。その他、骨折や捻挫などの突発性の怪我にも対応しなければならないので、毎日緊張感をもって患者さんに接しています。
「臨床の現場で最も役立っている」と感じるこの学校での経験は、毎年9週間にわたって行われる実習ですね。評価や治療法、さらに患者さんとの接し方まで、現場で働く理学療法士の方々に教わる貴重な経験は現在の仕事に非常に活かされていると感じます。また、人体の仕組みについてみっちり学べた「解剖学」などの座学は、医療の現場では欠かせない知識として役立っています。
仕事の醍醐味はやはり、ケアした患者さんの「良くなった」という声。当院の患者さんはシニア層、高校生などの学生まで多岐にわたりますが、大勢の患者さんの為になっていると感じられることが、やはり何よりの励みになりますね。中学生の時「医療系の分野へ進みたい」と考えていた自分。そして、看護師の父から「理学療法士という職業があるよ」と教えられ、自分自身の進む先を定めました。高校の時、説明会でその存在を知ってこの学校へ進学を決めましたが、選んで正解でした。学生時代に学んだ基礎が、今の自分の仕事に活かされている事を実感していますね。3年の終わりにクラス全員で国家試験の勉強に明け暮れた日々は懐かしく、かけがえのない宝物です。
柔道整復学科 2017年卒業
大石 菜摘
静岡県立伊豆総合高等学校卒業。中学、高校時代はテニス部に所属。怪我をするチームメイトをみているうちに、「自分が治してあげられたら」という想いが芽生え、本校へ入学するきっかけになる。
中学、高校時代にそれぞれ軟式、硬式テニス部に所属。一生懸命練習に明け暮れる日々でした。当然のことながら練習や試合中に、チームメイトが肘や手首、腰などを怪我することもしばしば。実力があるのにそれを発揮できない場面を沢山みているうちに「自分が治してあげられたら…」と痛感。高校2年の時に、たまたま学校見学会へ足を運んだのですが「こんな学校があるんだ!」と強く印象を受けたのを覚えています。柔道整復師という職業、そして「応急処置のプロを目指す!」というパンフレットに書かれた言葉に刺激を受けて「この道に進もう」と、本校への進学を決めました。自宅から近いことも選んだ理由のひとつですね。
実技は、1年次は包帯やテーピングが中心。肩関節など広範囲を上手に巻くのは当初考えていたよりも難しいですが、上手くなってくると楽しいですね。2年次は脱臼や骨折の治療をやります。温熱、電気を使った物理療法なども勉強になります。授業面では、柔道整復師に必要な様々な基礎理論を学びます。骨折や脱臼、組織損傷などのメカニズムを学ぶのですが、実技にも役立つし為になる授業ばかりですね。難しいのは病理などの一般臨床医学。アルツハイマーなど、病気に関する知識を深める大切な授業です。授業以外では、柔道部の活動に週1回参加、先輩に紹介していただいた接骨院でアルバイトしながら医療現場を体験。忙しいですが、充実した毎日を送っています。
卒業後は接骨院、整形外科で仕事をしたいですね。そのためにはまず国家資格をとらないと。将来的な夢は、地元三島のスポーツチームでトレーナーとして活躍すること。スポーツはこの道に入ったきっかけですから。
柔道整復学科 2017年卒業
鍼灸学科 2018年卒業
鈴木 麻里
静岡県立富士東高等学校卒業。高校時代は柔道部に所属。柔道大会で、本校の救護活動を目の当たりにし、柔道整復師の道を目指す。将来は、柔道整復師=男性の仕事というイメージを払拭した女性患者さんのための院を開業する夢に向かってまずは国家資格取得を目指す。
母が介護士として働いており、祖母が認知症のため自宅介護中ということもあって、将来は漠然と「医療関係の仕事に就きたい」と考えていました。高校に入学してから柔道を始めたのですが、ある大会に参加したときの出来事。この学校の教授や学生さんが救急班として来ていたのですが、脱臼や骨折などの怪我をテキパキと応急処置する彼らの動作を見て「すごい! 自分もやってみたい」と感動して。この学校で柔道整復師になるための知識と技を身につけたいと思うようになりました。奨学金制度があるのも魅力でしたね。
1年次は総論的な授業と包帯などの実技、2年次は各論的な理論が中心。特に興味を持って積極的に取り組んだのは、骨折や脱臼の発生機序について体系的、理論的に学ぶ柔道整復師の科目です。自分がやっている競技(柔道)との関連性が深いし、理解が進むほどに面白くなって。2年次からは、Wライセンスで鍼灸学科も並行して受講を開始したので勉強は大変ですが、ここへ来て授業に参加してしっかり取り組めば必ず答えが出るのが嬉しいです。部活は勿論柔道部。部長として頑張っています。
将来の夢は地元の富士市で院を開業すること。その際単独でなく、母と、そして三島に居る双子の妹と3人一緒に運営していけたら、と考えています。介護士である母には在宅介護のスペースを、そして看護師を目指して勉強中の妹にも手伝ってもらって。3人力を合わせてやっていきたい。一般的に柔道整復師=「男性の仕事」というイメージもあります。でも、女性が施術することで、女性患者さんが気軽に入りやすい院がつくれると思います。体力には自信があるので、ぜひ独立の夢を叶えていきたいですね。
柔道整復学科 2017年卒業
幸野 智也
静岡県立沼津工業高等学校卒業。一度は就職を決意するもスポーツに関わる仕事への憧れから、一転、医療系の専門学校を目指す。テーピングや体のケアに興味があったことから柔道整復師になることを決意し、“毎日が修行”というストイックなキャンパスライフを送る。
高校を卒業後はそのまま就職するつもりでしたが、このままでいいのかと自分の中に迷いがありもっと他の道はないか模索していました。そんな時に知人からこの学校の事を聞きました。一度オープンキャンパスに行き学校の雰囲気を体験して、この学校は自分の中の迷いを変えてくれるものがあると確信し入学を即決しました。もともと体を動かすのが好きで、様々なスポーツをやっていたのでテーピング等、体をケアする事に興味があり柔道整復学科に入学しました。
入学してからは、柔道部に入部しました。柔道部はとてもアットホームな雰囲気です。部活のおかげでより毎日楽しく学校生活を送っています。また、熱意をもった先生方が多いので、未経験で入部した僕に熱心に教えてくれます。先生と生徒の距離が近く、どんな小さな疑問でも気軽に質問できるところがいいですね。入部してから自分の成長を実感でき大きな大会に選手として出場する事もできました。今後は心身をより鍛え、選手として結果を残して行くことも在学中の目標です。学校生活は毎日が修行と思っています。僕は学校と部活、バイトもやっているので毎日が忙しく大変です。柔道整復学科の授業は正直辛い事もたくさんありますが、僕を支えてくれる先生や仲間に励まされながら充実した学校生活を送っています。授業で習った事が部活に生かされるのも面白いですね。人体の構造を学ぶ事で様々な相乗効果があるんだなと実感することが多々あります。
将来は、身体・精神どちらかに偏るのではなく、双方同時にアプローチしより少しでも前向きに、そしてたくさんの患者さんを笑顔にしてあげられるような柔道整復師になりたいとおもっています。
柔道整復学科 2018年卒業
河野 泰亮
静岡県立沼津城北高等学校卒業。将来、独立して働きたいという大きな目標を達成すべく、国家資格取得と同時に「独立開業」の権利を得られる柔道整復師の道を志す。本校を選んだのは、卒業後独立して成功されている先輩が多いから。
医学の道に進みたいという気持ちは幼い時から漠然とありました。身体を動かす事も好きでしたし、将来は独立したい気持ちも強いのでごく自然にこの学校に入学しました。実家から通える距離に学校がある事も学校を選んだポイントになります。柔道整復の道をより深く学ぶために柔道部にも入部しました。部活は技術や心を成長させる場でもありますが、仲間が増えた事が入部して一番よかったなと感じています。先輩や先生もとても優しく様々な事を丁寧に、冗談を交えながら教えてくれます。年が明けると新入生が入ってくるので、今度は先輩として自分が教えてもらった事を教えて仲間として歓迎したいです。
入学してこの1年は覚える事が多くとても大変でしたが新鮮でもありました。高校の授業では学ぶ事ができない事がここでは多く学ぶ事ができます。実技に関しては最初は難しいのですが、包帯やテーピング技術の上達が目に見えてわかるので非常におもしろいと感じています。なにより今学んでいることは将来の自分のために直結しているので学ぶための意欲が高校生の時とまったく違います。1年生の時にしっかり学んだ基礎をこれから2年目、3年目と生かしていく事ができるのでこれからの授業も楽しみです。
将来独立するためにまずは国家試験を頑張ります。資格を取得すると柔道整復師の最大の特長といえる「独立開業権」を取得できます。独立開業して現場で活躍している卒業生が沢山いるので前例がある分、非常に心強いです。僕もその後を追いかけるため、今できる毎日の努力をコツコツ頑張っていきたいと思います。
柔道整復学科 2013年卒業
細井 惟詞
富士市立吉原商業高等学校卒業。オープンキャンパスに参加して、充実した設備、洗練された校舎、恵まれた自然環境に触れ、自分に一番合う学校だと感じる。そして、教員と学生がフレンドリーに生き生きとキャンパスライフを送っている風景を入学後の自分に重ね合わせ、勉強もここならやっていけると思い、入学を決める。
スタッフ全5名、うち接骨院に2名が従事する当院は2012年に設立。学校卒業後、デイサービス担当としてここで仕事を初めてから約3年になります。
仕事内容は、高齢者患者さんの機能回復のための運動指導が主体。午前、午後それぞれ約10名ほどの患者さんをケアします。毎日忙しく、患者さん相手に常に大声を出しながらの指導は肉体的にも大変ですが、笑顔で頑張っています。在学時代は柔道整復学科を履修。当時から将来のキャリアとして「手技主体の接骨院よりもデイサービスでリハビリのプロとして働きたい」と考えていたこともあり、特に柔道整復師の理論面は力を入れて勉強しました。たとえば「筋肉の付き方などを学ぶ解剖学」「炎症の起こり方などを見極める一般臨床医学」など。これらはすべて現在、患者さんに応対する際にとても役立っていると感じます。日々の現場ではとりわけ患者さんとの交流や触れ合い、コミュニケーションが何よりも楽しい。ここへ来る患者さんに「長生きしてもらいたい」という想いを大切に、一生懸命ケアさせていただいています。
子供の頃から運動好きで、10年間続けたバスケで怪我やリハビリを経験するうち、この仕事を「やってみたい」と思い始めました。この学校は学校説明会で知りましたが、設備面や交通の便の良さなどから進学を決めました。入学後はとにかく勉強の毎日、でも達成感がありましたね。先生との交流は勿論今でも続いています。親身に勉強や卒業後の進路について相談に乗ってくれたり。仲間との絆は同じゴールを共有することで日増しに深まり、悩みを相談できる友達も増えました。授業の合間にドライブへ出掛けたり、足湯へ行ったり…。いい思い出です。
卒業する頃には目標を共有する仲間との絆も強くなりましたね。今後は「長生きして欲しい」という想いを胸に患者さんを一生懸命ケアしていきたいです。
柔道整復学科 2014年卒業
鍼灸学科 2017年卒業
中山 由梨子
静岡県立田方農業高等学校卒業。中学・高校と軟式テニス部に所属。肉離れの治療のために訪れた院で鍼治療を受け、鍼灸のすごさを実感。本校にて、柔道整復師とはり・きゅう師のW資格取得を目指す。2014年、柔道整復学科を卒業。現在は接骨院に勤務をしながらはり師・きゅう師の資格取得に向け奮闘中!
中高の6年間軟式テニスをやっていました。接骨院に通うことが多かったのですが、肉離れを治療するためにある院で初めて鍼治療を受けることに。治療効果は絶大で、いつもなら試合前にストレッチしても強張り、硬くなってしまう筋肉がほぐされて、効果絶大でした。中学時代から「スポーツ関係の仕事に就きたい」、また将来の夢として「Jリーグチーム(ジュビロ磐田)の専属トレーナーになれたら」と思い描いていたので、通っていた高校の進学説明会でこの学校のことを知って心が傾きました。最終的には、通学のし易さと学習環境の良さに惹かれて進学を決めました。
自分は「柔道整復学科」を3年履修し卒業、現在は昼間に接骨院で仕事しつつ「鍼灸学科」に通っています。街中に接骨院の数が増えたこと、自分自身の「活躍の場をもっと広げたい」という想いもあって、両方のコースの履修を決めました。鍼灸については特に実技の時間が好きですね。最初は枕を相手に鍼を刺すのですが、これがなかなか難しくて…。でも、今ではだいぶ上達して、他の学生相手に自信をもって実技実習を楽しめる余裕も出てきました。先生方の教え方がとにかく上手。難しい内容の授業でも、体系的にわかりやすく教えてくれるから、頭にどんどん入ってくる。将来、これらの授業がどのような臨床の現場でも、必ず役立つ日が来るはずですから。
卒業した後は、継続して現在勤務する接骨院で臨床を続けて実力を磨く一方で、いつかは独立、開業したい。その際「美容系」や「スポーツ系」など何かに特化した鍼灸院をやってみたいですね。たとえば「美容系」なら小顔矯正や、皺取りなど。女性ならではの視点を存分に活かしていきたいです。
鍼灸学科 2017年卒業
柔道整復学科 2017年卒業
浅野 花奈
静岡県立三島北高等学校卒業。中学・高校はソフトボール部に所属。自らのケガの治療を通じて、鍼灸のすごさを実感。医療系の学校への進学を目指していたこともあり、本校へ入学。将来は不妊など婦人科の治療ができる鍼灸師になることを目標に日々邁進中。
中、高校とソフトボール部で怪我や故障することが多かったので、接骨院や鍼灸院にはよく通っていました。以前は接骨院で電気治療やテーピングを施してもらっていたのですが、ある頃足の肉離れが酷くなった際「鍼灸をやったほうが治りが早い」と言われ、「プロのアスリートがよく掛かっている」と評判の鍼灸院を紹介され通い始めました。すると劇的に治癒改善が早くて…。本当に驚きましたね。進路に関してはもともと医療系を志望していたので、大学で鍼灸を学ぶことも考えました。しかし学校が遠方で、卒業に年数が掛かるために断念。臨床検査技師として働く母が、たまたま系列の院で治療を受けた際「とても印象が良かった」との印象を伝えられて、検討の結果この学校への進学を決めました。
授業内容は、実技を週に3~4回、その他は理論や座学中心のクラスで構成されます。いつものめり込んでしまう授業は「病理学」。病気に罹るメカニズムについて学ぶ学問です。母が医療関係に従事していることもあって、いつも自宅で医学系のテレビ番組を見ながら2人で語り合ったり、熱く議論しています。柔道整復学科とのWスクールだから毎日が勉強漬け。忙しくて大変だけどやりたかった分野を心置きなく学べる教育環境で、日々が本当に充実していますね。
柔道整復師と鍼灸の2つの資格取得は、卒業後にかなり活きてくると思っています。特に、鍼灸についてはこれからより求められていく分野でしょう。鍼灸師は現状まだまだ男性が主体。でも、不妊や逆子といった婦人科の治療を求める女性からのニーズは潜在的に強い。女性の鍼灸師が増えれば、これらの声にもっと応えることができると信じています。
柔道整復学科 2009年卒業
鍼灸学科 2010年卒業
高橋 修平
大学入学資格検定合格。2009年に本校柔道整復学科を卒業し、翌2010年に同鍼灸学科を卒業。静岡県内の整形外科勤務を経て、2014年10月にAmbiメディカルラボ株式会社を設立。鍼灸接骨院の、Ambl接骨院と身体づくりの推進を行う、「トレーニングデイサービスあんび」を運営し、2015年にはグループ院も開業。地域に根付いた医療を目指している。
「デイサービス」「整骨院」「鍼灸院」の3つを複合した業態の治療院を、同期生と共に設立、経営しています。学校時代を振り返って特に感じることは、クラスメイト(仲間)に恵まれていたこと。同じ目標へ向かって走る仲間達の存在は強い励み。それと親身になって何でも相談に乗ってくれ、卒業後も交流が続く先生方とは「共通のフィールドで活動する同志」の強い絆を感じます。この学校と出会えたからこそ今の自分があると思っていますね。