【リアルな声を紹介】女性理学療法士の臨床での悩みと対策方法
理学療法学科
理学療法士を目指したいけど、女性でも男性のリハビリはできるのかな?力が弱いけど大丈夫なのかな?など女性ならではの心配事はあると思います。
そこで、本校の卒業生で臨床で活躍されている女性理学療法士にいろいろ聞いてみました。
この記事では、女性ならでの困りごとや、女性理学療法士が臨床でどのような対策をしているのかなどを紹介します。
これから理学療法士を目指す高校生や専門学校や大学に通っている方々、新人女性理学療法士の方まで参考になる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
女性理学療法士ならでの困りごと
女性理学療法士ならでの困りごととして、聞かれた声は次のとおりです。
- 自分より大きい人や体重のある人の介助が大変
- 頑固な男性やセクハラまがいなことをしてくる患者さんの対応
- 生理中なかなかトイレに行けない
悩みごとは働く場所によってもさまざまですが、上記の内容はどこでもある程度共通して出てくる悩みではないでしょうか。
女性ならではの困りごとは職場も把握している場合がほとんどなので、担当を変えてもらったり、時間の調整をうまくしてくれたりします。
働く環境を良くする意識が高まっているため、我慢するよりも先輩や上司に相談してみるのがいいでしょう。
女性理学療法士だからこそ活躍できること
女性理学療法士だからこそ活躍できることもあります。
患者さんのなかには、同性を希望する方もいますし、乳ガンの術前術後や産前産後などのリハビリではとくに女性理学療法士が必要とされています。
女性ならではの病気や必要なリハビリもあるため、女性理学療法士は必要な存在なのです。
女性理学療法士でも体の大きい人のリハビリはできるの?
限度はありますが、女性理学療法士でも自分より少し体格の大きな人や体重のある人のリハビリは可能です。
介助方法は技術である程度はカバーできます。ただし、体重が重たい人の介助は技術でカバーできない部分もあります。これは男性理学療法士でも同じです。
身長だけであれば、技術や経験でカバーできますが、体重がある方は、2人で介助をする場合がほとんどです。または介助用品を活用して介助を行います。
患者さんの介助で1番に考えるべきは安全性なので、無理をしてはいけません。この考えは医療職全員が理解しているので、介助のヘルプを頼めば手伝ってくれます。
介助ができないかもしれない…と悩む必要はありません。ある程度は技術と経験でカバーできますし、周りも十分に理解しているので、安心してください。
子育てしながらでも働ける?
子育てしながらでも働けます。実際に多くの職場で子育てをしながら理学療法士として活躍されているママさんは多くいらっしゃいます。
ただし、子育てしながら働くためには、職場の理解やサポートが必要です。子育てをしていると急な休みをもらわないといけない場合があります。
このようなときに理解がない職場だと働きにくくなってしまいます。また、職場によっては子の看護休暇制度がある職場もあります。
子育てしながら働くことは可能ですが、理解のある職場を選びが重要になります。
キャリアと子育ては両立できる?
キャリアを積みながら子育てするのは簡単ではありません。旦那さんや両親、職場の理解など、周囲のサポートが必要です。
逆のことを言えば、周囲からのサポートがあればキャリアと子育ての両立は可能です。ただし、相当な苦労があることも覚悟しなければならないでしょう。
キャリアと子育ての両立をしたいと思っている方は、周囲のサポート、職場選びを大切にしてください。
産休・育休明けでも働けるのか
働けますが、感覚を取り戻すまでは少し大変です。忙しい職場だと復帰後、なれるまでは大変かもしれません。
産休、育休明けの働きやすさは職場や分野によってもさまざまであるため、一概に「◯◯だ!」とは言えません。
しかし、職場が理解あるところであれば、復帰後の仕事量を調整してくれたり、フォローしてくれたりします。
子育てを考えている女性理学療法士の就職、転職先について
将来、子育てや仕事復帰を考えている場合は、就職先や転職先の選び方が大切です。
どのようなポイントを見ておけばいいのかを紹介します。
- 有給消化率
- 離職率
- 職場の女性割合
- 育休、産休の復帰率
- 子の看護休暇制度の有無
- 子育て世代がどの程度いるのか
このあたりを確認しておくと、子育てに対して理解のある職場なのかがわかってくるでしょう。
その職場で実際に働いている方から話を聞けるのが1番なので、知り合いに内情を聞いてみるのがいいでしょう。
これから理学療法士を目指す方へのメッセージ
卒業生の女性理学療法士の方から、これから理学療法士を目指す方へのメッセージをいただきました。
女性とか男性とか関係なく活躍できる職業です!
リハビリや介助と聞くと力仕事かな、体力がないととイメージされがちですがそんなことないです。職域も広いし分野によって全然違います。
人と話をするのが好き、医療系に興味がある、人の役に立ちたい等の気持ちがあれば誰だって頑張れる職業です!
静岡東都医療専門学校には女性教員がいます
静岡東都医療専門学校には女性教員もいるため、小柄な女性がどのように介助をするべきなのか、どのようにリハビリを進めていくのかなど、実践的な内容を教えてもらえます。
これから理学療法士を目指そうと思っている方は、ぜひオープンキャンパスにご参加ください。