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【専門学校教員が解説!】理学療法士になるための勉強の大変さとその乗り越え方

理学療法学科

理学療法士の勉強が大変だと言われる理由を解説します。基礎から専門知識まで幅広い範囲を学ぶことや、慣れない専門用語の理解、実技の習得など、多くの挑戦があります。しかし、どの資格取得にも専門的な知識や技術が必要です。

勉強をサポートする環境、質問しやすい教員、実践的な学習機会などを提供する学校を選ぶことで、効率よく学び、理学療法士になるための大変な道のりを乗り越えることができます。

理学療法士の勉強が大変と言われる理由

理学療法士になるための勉強は大変です。しかし、これは理学療法士に限った話ではありません。看護師や作業療法士、診療放射線技師などの医療職をはじめ、自動車整備士、電気工事士、美容師…さまざまな国家資格があります。

すべての資格を取得するには、その専門性の高い知識や技術を学ばなければいけないのは同じです。

どんな資格でも勉強は大変だ」ということです。医療系の国家資格=難しいというイメージがあるのではないでしょうか?

理学療法士の勉強が大変だと言われる理由についても紹介します。

学ぶべき科目の範囲の広さと専門性の高さが大変

医療職全般に言えることですが、基礎的な解剖学や生理学をはじめとする基礎分野の勉強、理学療法に関わる専門的な内容の科目を勉強します。

4年間かけて勉強するのですから、それなりのボリュームはあります。ただし、4年間毎日朝から夜まで勉強するほどの量ではありません。遊びながら、バイトしながら学んでいける量ではあると思います。

慣れない言葉が多く覚えるのが大変

医療系の職種が大変だと思われる理由のひとつが難しい専門用語です。「疼痛(とうつう)」「筋の萎縮(いしゅく)」普段聞き慣れない言葉ですよね。

このような専門用語がたくさん出てくるので、言葉に慣れてくるまでは覚えるのに時間がかかります。しかし、人間は不思議なもので、聞き慣れてくると覚えやすくなってくるのです。

自分が好きなことは、何度も目にしていたり、耳にしていたりするので記憶に残りやすいですよね?勉強も一緒で、慣れが大切です。

知識と技術が求められるのが大変

理学療法士は患者さんにリハビリを提供するので、知識だけではなく「技術」も求められます。技術的な難しさもあるので、実技練習をたくさん積み重ねなければいけないものもあります。

勉強+実技練習、両方頑張らないといけないので大変です。

大変な勉強を乗り越えるためのポイント

勉強は大変ですが、乗り越えるためのポイントをおさえておけば大丈夫です。学校選択の際の参考にしてみてください。

勉強をサポートしてくれる環境

勉強面で一番大切なのは、サポート環境です。わからない内容が多く、専門性が高いので1人での勉強では限界があります。勉強面でどのようなサポートがあるのか、どれほど充実しているのか知り、あなたに合っているのかを考えてみてください。
わからないことをすぐに聞ける環境
日々、授業のなかで専門的な言葉や内容を学ぶため、その場で解決しておかないと次々とわからないことが増えてしまいます。

授業の担当教員に質問しやすい環境があるのかが大切です。生徒と先生の距離感が遠いと質問がしにくくなるので、学習効率が下がってしまいます。

静岡東都医療専門学校の学生と教員との距離感は比較的近く、担任制を採用しているのでわからないことをすぐに聞ける環境があります。

ぜひオープンキャンパスで教員の雰囲気を感じ取ってほしいです。

模型を見て、立体的にイメージできる環境

理学療法士は、人体のさまざまな構造物を勉強します。しかし、教科書や資料は2Dなので立体的なイメージが難しいです。

そこで、人体模型などを使用して立体的にイメージしてもらえるように工夫しています。そのため、2人に1つの割合で腕(上肢)・体幹(脊柱・骨盤)・足(下肢)の骨標本があります。さらに図書室には、さまざまな臓器の模型があり、手にとって見ることもできるのです。

実際に体験できる環境

本校の実技室には治療ベッドが多くあるため、2人または3人で1つの治療ベッドが使えます。また、授業の無い時間に実技室の貸出も行っているので、実技練習がいつでもできます。

物理療法と呼ばれる電気や温熱を利用した機械もあるため、実際に体験しながら学べます。実体験で学んだ内容は忘れにくいので、学習において体験できる環境は大切です。

国家試験対策が整っている

理学療法士になるための最大の壁である、国家試験合格に向けた勉強は大変です。これまで習ってきた内容すべてが試験範囲になります。対策を立てないで勉強するのは無謀すぎます。

国家試験にもある程度の型があるので「傾向と対策」を立てて、効率よく勉強を進めていく必要があるのです。
専門学校や大学ごとで、国家試験対策を講じているはずです。この内容が充実しているかは学校選びにおいて大切なポイントでしょう。

国家試験に合格しなければ理学療法士になれませんからね。

静岡東都医療専門学校で行っている国家試験対策はこちらから確認してみてください。

力を入れて取り組んでいる内容のひとつなので自信があります。毎年国家試験対策はバージョンアップしていますので、今この記事をご覧になっている方が国家試験を受けるころには、更に良くなっているでしょう。

病院実習の経験が役立つ

実践に優るものはありません。授業で習っていても結局は資料の中だけの話になってしまうので、なかなか記憶に残らない場合が多いです。

しかし、病院実習では学校で習ってきた実技を実際の患者さんに実践します。この経験を実習で積み重ねていくと、今までは机上の話だった内容が身近になり、記憶に残ったり、技術が身についたりします。

実習自体は、大変なことも多いですが、この経験から得られるものは大きいです。実習中も学科教員がサポートしますので、安心してください。

同じ目標に向かって頑張っている仲間の存在

専門学校は中学校や高校とは違い、クラス全員が「理学療法士になる」という同じ目標に向かって頑張っているので、お互いが高め合っていく存在になります。

同じクラスの人たちより、同じ部活の人たちのほうが仲が良くなったり、よく遊びに行ったりしませんでしたか?同じ目標に向かって努力している人同士のほうが気持ちも繋がりやすいのでしょうね。

同じ目標をもつ学友と一緒に、本校で理学療法士を目指してみてください!

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理学療法学科入学から卒業までの勉強イメージ

入学から卒業までの各学年での勉強イメージをお伝えします。

1年生

基礎科目(解剖学・生理学・運動学)がメインになります。医療の基礎になる部分なので、1年間かけて勉強をしていただきます。

大切であり大変な教科でもあるので、PTセミナーという担任が主体となって行う授業のさいに、基礎科目のフォローもしていきます。

2年生

少しずつ専門的な内容が増えてきます。理学療法士が患者さんの身体機能を評価する際に実施するさまざまな評価技術を学んでいただきます。ちなみに、実技試験もあるので、2年生の前期は実技練習も少し大変です。

1年生と同様に、PTセミナーにて実技試験に向けた、担任からのフォローもあるので安心してください。

2年生の冬には、実際の患者さんに評価をさせていただく実習があります。

3年生

3年生になるとより専門的な内容が増えてきます。病気やケガごとでのリハビリ内容だったり、専門分野の理学療法(呼吸器・循環器など)を学びます。

3年生の前期にはOSCE(オスキー)という実技試験があります。これはより臨床(病院現場)に近い状況を想定した実技試験です。

さらに夏には病院実習が待っています。3年生の実習は6週間の長期実習になるため、患者さまの評価だけではなく、何が問題なのかを考えたり、どのようなリハビリが必要なのかを考えたりします。

4年生

4年生は4月から8週間の病院実習があります。この実習が終わったら、専門的な理学療法(レッドコード、足底板、小児リハビリなど)を学びながら国家試験に向けた勉強を開始していきます。

本校の場合は、多くの学生が夏前から夏頃から本格的に勉強を開始しています。

国家試験の勉強に早期から取り組めるのは、本校の実習が4月からはじまっているからです。大学や専門学校によっては、実習時期が違うため国家試験勉強を本格的に開始できる時期も異なるのです。

学校選びのさいには、4年生の実習がいつから開始されるのか、国家試験の本格的な勉強はいつから開始できるのかを確認してみてもいいですね。

ちなみに、実習に行きながら国家試験の勉強を同時におこなうのはかなり大変だと思っていただいていいでしょう。ほとんどの学生は同時にはこなせないと思います。

静岡東都医療専門学校なら大変な勉強も大丈夫!

静岡東都医療専門学校は令和7年で創立20周年を迎える専門学校です。これまで多くの卒業生を輩出してきている本校だからこそ、培ってきた経験やノウハウがあります。

各学年の学生たちが、毎年どのような授業で苦戦をしており、実習では何が大変なのか把握しています。これは担任制を採用しており、ひとりの教員が一つの学年を4年間見続けているからこそ、わかってくるのです。

学生の特性に合わせた教育や実技指導、国家試験対策を実施しています。

理学療法士になりたい気持ちはあるけれども、勉強についていけるか心配…。そんな人ほど本校にきていただきたいです。理学療法士になりたいという強い気持ちがあれば大丈夫です!勉強面は学科教員が全力でフォローします

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